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淘宝網(Taobao)から個人情報が盗み取られ、店舗スタッフを装った詐欺が横行している。湖北省重慶市に住むある女性は、偽の返金手続きで2997元の詐欺被害に遭ったとして、淘宝網に個人情報漏えいの責任を取るよう求めている。idcps.comが伝えた。

この女性は2014年9月19日に淘宝網のある店舗で39元の弁当箱を購入し、スマートフォンの支付宝を使って支払いを済ませた。それから2時間ほどすると、購入した店舗の運営者と名乗る人物から電話があり、「先ほど購入した弁当箱は型番が間違っているため出荷出来ない、返品手続きをして欲しい」と説明を受けた。この時女性は、相手が自分の名前をフルネームで知っていた上、携帯番号、注文番号、弁当箱の型番も全て合っていたことから、なんら疑いを持たなかったという。

その後、店舗の運営者と名乗る人物はチャットソフトのQQを通じて返金用のURLを女性に送り、すぐに手続きをするよう促した。案内されたURLを開いたところ淘宝網にそっくりな画面だったことから、女性は何の疑いもなく返金金額、淘宝網のID、パスワード、クレジットカード番号などを入力した。しかし最後の認証コードで何度もエラーが表示され、その間に「決済金額999元」というショートメールがスマートフォンに3件届いた。女性は「あの時ちょうど店から電話があってショートメールの金額は仮の決済額だと言っていた」と悔しがった。女性が詐欺だと気付いたのは、直後に銀行からインターネットで2997元も決済をしているという電話を受けた時だった。すぐに店舗に連絡を取ろうとしたがQQも電話も既に通じない状態だったため、やむなく警察に通報したのだという。

女性が購入した弁当箱は9月22日に無事宅配便で届けられた。女性が購入した店舗のスタッフは、「全ての淘宝網の店舗は消費者と専用のチャットソフトで連絡を取るようになっており、直接電話をかけることはまずない。返金も通常は支付宝を使うため、銀行口座を使うことはない」と説明する。

淘宝網側は「返品を案内する電話があった場合、詐欺の可能性を疑って欲しい。返品は商品が届くのを待ってからサイト上で申請するか、宅配便の受け取りを拒否してほしい」とアドバイスしている。