中国

阿里巴巴グループの第三者決済サービス「支付宝」が、小口金融商品「余額宝」の提供に向けて香港の金融管理局と調整を進めている模様だ。idcps.comが伝えた。

地元メディアなどが伝えたところによれば、阿里巴巴側は、遅くとも2015年初めには香港で「余額宝」のサービス提供を始めたいと考えており、必要なライセンスの取得に向けて動いているという。

一方、同じく阿里巴巴グループ傘下で少額貸付や保険などの業務を行っている阿里小微金融服務集団の責任者は、香港進出のうわさを強く否定。「中国大陸の財テク市場はまだ大きな成長の可能性を秘めており、需要も大きい」として、現時点で「余額宝」を他の地域での展開する余力はないと説明している。

業界の関係者は、阿里巴巴が香港で香港ドルあるいは米ドルの「余額宝」を始めれば、香港の不動産価格は大きな打撃を受けると指摘する。阿里巴巴が香港で集めた資金を大陸に投資すれば、香港ドルの金利は一気に上昇する可能性が高く、そうなれば混乱は免れないと話している。