クラウド

アジアクラウドコンピューティング連盟(ACCA)は2014年5月26日、最新のクラウド導入受け入れ指数(Cloud Readiness Index 2014)を発表した。調査の対象は14カ国で、日本は3年連続で最も良い評価を受けている。

今回の調査では10項目の指標を用いて、アジア14カ国のクラウドコンピューティングの受け入れ状況を評価した。日本は3年連続でトップの座を守り続けたが、中でも最も輝かしい進歩を見せたのはニュージーランド、オーストラリア、タイでそれぞれ4つ順位を上げた。フィリピンは2011年から2014年にかけて最下位だったが、3年連続で順位を2つずつ上げ10位まで上り詰めた。

ランキング上位の国々の受け入れ指標の改善共通点は政府による包括的なICTとクラウド政策重視によるものだとACCAは指摘する。中でもニュージーランドは国を挙げて「クラウドファースト」政策を打ち出しており、ACCAは成功を収めている上位国を見習って、ほかの国々も積極的に政策を取り入れるべきと述べた。

 

ACCAは今回の調査結果を元に3つのグループに分類している。

牽引国グループ

クラウドコンピューティングの牽引国として日本、ニュージーランド、オーストラリア、シンガポール、香港や韓国が挙げられる。いずれも革新的なサービスとアプローチの促進によりクラウドコンピューティングをリードしている。韓国と香港は国内の優れたブロードバンド品質が評価され、シンガポールと日本はしっかりした知的財産権保護が認められた。オーストラリアやニュージーランドは政府が政策によってクラウドコンピューティングを先導している。

改善国グループ

フィリピンは情報への自由なアクセスが、台湾は国際的な接続とビジネスの洗練度、タイは環境政策と電力網、マレーシアは低リスクなデータセンターといった点で献身的な改善が評価された。

着実な成長国グループ

着実な成長国として中国、インドネシア、インド、ベトナムが挙げられる。いずれの国もクラウドの受け入れ準備を進めており、特にハイテク政策や物理インフラの領域では着実に成長を見せた。中国は「ブロードバンド中国」政策により2020年までに中国全土をカバーする計画だ。ベトナムでは多くの都市でパブリックプライベートパートナーシップ(PPP)を通して無料wifiサービスの提供を開始した。インドでは「Meghraj」と呼ばれる新生国家のクラウド電子政府、インドネシアでは税の電子課金システムが整備され、着実な成長を遂げている。

ランキング 指標

 

(調査結果表はACCAサイトより掲載、 指標はACCAのレポートを元に本サイト作成)