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ビジネス用コンピュータ関連製品およびサービスを提供するIBMは、インドのムンバイで初のクラウドDC拠点の開設に踏み切った。同社はグローバルクラウド強化戦略の一環として12億ドルを投じてDC15カ所の建設プロジェクトを進めており、ムンバイには3万平方フィート規模DCを建設した。

この決断の背景には、インドのクラウドサービス市場がかなりのペースで成長を続けていることがある。データセキュリティ、コンプライアンス、稼働時間などの課題はある一方で、市場の成長率は世界市場を大きく上回っている。インドではHCL、 Infosys、 TCS、 Wiproを含むほとんどすべてのITベンダーがすでにクラウドサービスの提供を開始し存在感を高めている。また、Amazon、 Google、 IBM、 Microsoft、 Oracle、 SAP、 Salesforce.com、 VMwareなど多くのグローバルプレーヤーもインド国内のニーズに適したクラウドサービスの提供を開始した。

同社インテグレーテッド·テクノロジーサービスのLingraju Sawkarディレクターは、「IBMは新しいDCを通して、規制条件のため未だにクラウドコンピューティングの採用に消極的な銀行、金融サービス、保険業界、テレコム、政府機関などのセクターを獲得する狙いだ」と述べた。

Sawkarディレクターはさらに「ムンバイDCはIBMによる最新の投資の象徴であると同時に、業界内で最も広いネットワークを実装したクラウド施設であることも意味する」と説明。「新しいDCがクラウド時代をけん引するだろう。利用者は新しい環境のメリットを体験することができる」と続けた。